北海道の音威子府村の名物「黒い駅そば」。2025年、期間限定で復活したそば店は、予想外の大反響で通年での復活が決まり、17日が営業初日です。
JR音威子府駅で90年以上の歴史を持つ「黒い駅そば」。
通年での復活が決まり、17日から営業を始めました。
客
「うまい。楽しみにしていた。黒さとか、そばの風味がしっかり出ているのが好き」
客
「大好きな味なので。昔から変わらない」
2025年、4年ぶりに復活した時は期間限定を条件に、村から場所を借りての営業でした。
しかし、名物の復活は北海道内外で大きな反響を呼び、オリジナルの新しいメニューの人気もあって、9か月間で1万1700杯を売り上げました。
店主 竹本修さん
「大反響で非常にうれしくて。村にこれだけの人が来ることがなかなかないので、お客さんが楽しんで、来てよかったなと思える店にしたい」
名物の継続を願うファンと店主の熱い思いに、村は、再び復活を快諾しました。
今回は、期間限定ではなく、通年での営業です。
背景には小さな村が直面する厳しい現実と、それを打開してくれる「駅そば」への期待があります。
山望 記者
「多くの人でにぎわう駅そば。しかし、営業時間中に来る列車はたった1本です」
音威子府駅を通るJR宗谷本線は大きな赤字を抱え、存続に向けてJRと自治体の厳しい話し合いが控えています。
人口535人の北海道一小さな村が駅を維持していくためには、村を訪れる理由になる名物が必要です。
店主 竹本修さん
「時代の流れで(鉄道が)永遠に続くのは難しいが、僕が生きている間はなくならないでほしい。音威子府に途中下車するとそばだったり、風景だったり、空気だったり、音威子府の楽しめるところがあるので、旅の思い出を作ってほしい」
全国の旅人から愛される音威子府駅の「黒い駅そば」。伝統の味が村の未来をつなぎます。














