15年前、飲酒運転による事故で当時高校生の息子を失った母親が、東広島市の高校で講演しました。母親は「加害者にも被害者にもならないよう」子どもたちに語りかけました。

賀茂高校の全校生徒の前で講演を行ったのは、三浦由美子さんです。

三浦由美子さん
「電話に出た娘がみるみる真っ赤な顔になり、体をブルブル震わせながら言った『お母さん、代わって』という声を今も鮮明に覚えています」

15年前の5月、当時高校2年生だった長男・伊織さんは、広島市安佐南区を自転車で帰宅中、軽乗用車にはねられ死亡しました。伊織さんの命を奪ったのは飲酒運転の車でした。

三浦さんは、事故後の家族の葛藤などを伝え「被害者がたった1人でも、たくさんの人の人生に影響を与えてしまう」と語りかけました。また、ヘルメットを着用するなど、身を守る備えの重要性も訴えました。

賀茂高校 2年生
「人ごとではなく、今すぐにでも(事故が)自分の近くで起こるかもしれないと思うと、すごく心に沁みた」

三浦由美子さん
「子どもたちが加害者にも被害者にもならないように、自分たちがどれだけ周りの人に思われているかを感じていただいたら、すごくブレーキになると思っている」