キケンな腹痛 ケース(3)命に関わる「心筋梗塞」
<腹部以外の場所に原因が「関連痛による腹痛」>
腹痛には、内臓痛・体性痛の他に、「関連痛(放散痛)」があるそうです。関連痛とは、痛みの原因がある場所とは別の部位に痛みや不快感を感じる現象のこと。通常、心筋梗塞で心臓に異変が現れた場合は脊髄を通って脳へと刺激が伝わりますが、その刺激を脳が勘違いしてみぞおちの痛みと感じることがあるのだとか。先生によると、心筋梗塞で腹痛を含めた消化器症状が現れる患者は約10%。特に高齢者の場合は、典型的な心筋梗塞の症状が現れないことがあるので、診断が難しいケースもあるそうです。
<腹痛以外の関連痛も>
心筋梗塞の関連痛の場合、腹痛以外にも左肩・左腕・背中・顎・歯などに痛みを感じることがあるそうです。また、肺炎の関連痛として腹痛が起こることもあるのだとか。肺の横隔膜に近い部分に炎症が起きると、みぞおち周辺に痛みとして感じられることがあるそうです。
<お腹に原因があるのにお腹以外に痛みが出る場合も>
胆石症は、胆のうや胆管に結石ができ、右脇腹の痛みや発熱・黄疸などを引き起こす疾患ですが、関連痛として右肩や背中に痛みが発生する場合があるそうです。
<関連痛による腹痛を見極めるポイント>
急性虫垂炎など腹部に原因がある腹痛は、押すと痛みが増します。一方、関連痛の場合は原因が腹部にないため、押しても痛みがないのが特徴。押して痛みがないと安心してしまいがちですが、それが落とし穴。異変がある場合はすぐに病院へ行きましょう。
(2026年4月19日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)














