海外ではどうなっている?イギリス、オランダ、ベルギーでは

井上キャスター:
海外ではどうなのでしょうか。

岩永優樹 記者:
世界では、“男性優先”を撤廃した国もあります。

▼イギリス:2013年に改正
もともと女性が王になれるイギリスでも、王になれる順位については長らく「男子が優先」でした。例えば、姉と弟がいたら、弟が逆転して優先順位が上にきていました。

しかし、ここ十数年で男女同権の意識が高まっていく中で、「順位は"男女問わず"上の子優先」、姉と弟がいたら姉優先に変わりました。

現在、継承順位3位のシャーロット王女は、弟ルイ王子が生まれてからも、順位をキープしたままです。

そして、より鮮明なのが、6月に両陛下が訪問されるオランダとベルギーです。

▼オランダ:1983年に改正
次の王として、愛子さまと同年代の女性であるアマリア王女(22)が控えています。

▼ベルギー:1991年に改正
日本と同じく「初代国王の男系男子の子孫のみが国王になれる」というルールが代々続いていました。

そんな中で90年代に入って、男女同権意識などから変更。女性も国王になれるようになりました。

現在、継承順位1位のエリザベート王女は愛子さまと同い年(24)ですが、即位すればベルギー史上初めての「女王」になるということです。

出水キャスター:
こういった改正の際は、国民的な議論はどういったプロセスをたどっていったのですか。

岩永優樹 記者:
例えば、ベルギーでは憲法を改正しています。まず国民の民意があり、その後、複数のプロセスを経て、議会の3分の2の承認を得るという、より重いプロセスを経て変わっています。

井上キャスター:
「男系男子であるべき」という意見もあるでしょうし、「女性天皇を認めてもいいのではないか」「女系天皇も認めていいのではないか」など、様々な意見があると思います。

ここの議論に対して、政治家にも逃げていただきたくないというところです。

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<プロフィール>
岩永優樹
報道局社会部 宮内庁キャップ
趣味は散歩

岸谷蘭丸さん
イタリア ボッコーニ大学在学 24歳
岸谷五朗と岸谷 香の長男
海外大受験塾「MMBH」設立
教育・多様性などを発信