森友文書改ざん問題。財務省による主要な文書の最後の開示がされるも、遺族の願いは踏みにじられました。

(赤木俊夫の妻・雅子さん)「あ~こういう対応をされるんだなって。すごく悲しい」

 こう話すのは近畿財務局元職員・赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さんです。

 俊夫さんは、森友学園への国有地売却をめぐる決裁文書の改ざんを命じられたことを苦に2018年に自殺。妻の雅子さんは「真実が知りたい」と財務省が任意で検察に提出した文書の開示を求め、これまでに俊夫さんの直筆ノートの写しなど11万7000ページ分の資料が開示されていました。

 ただ、改ざんを主導したとされる当時の理財局長の佐川宣寿氏からの直接的な指示を示す文書は明らかにされていません。

 14日は財務省による主要な文書の最後の開示でしたが…

 (代理人弁護士)「ノートに関しては不開示ということでした」

 弁護団らが期待していたのは俊夫さんの元上司らがまとめた直筆のノート。財務省からは開示に向けて検討を進めていると聞かされていましたが、一転、検察の将来の捜査に支障が出る可能性があるなどとして開示されませんでした。

 (赤木俊夫の妻・雅子さん)「これ(ノート)が関係あるって誰が言ってるんですか?って言ったら、結局片山さつきさんだって。高市さんが総理大臣をしている間は(元上司らの)ノートは出てこないんだなと」

 去年4月から続いた文書の開示、こう振り返ります。

 (赤木俊夫の妻・雅子さん)「(開示の)回を重ねるごとにだんだん中身にあまり重要性を感じないようなものばかりが出てくるような感じがして。こんなに何年もかけて裁判からやって。本当は何が起きていたのかを知りたいと思ってやってきたんですけど腹立たしい」 

 夫の死の理由を知りたいという遺族のまっすぐな思いにさえも応えようとしない“国”は何を守ろうとしているのでしょうか?