原発事故から15年 森林除染、どう進める?
原発事故の後の森林の除染がどうなっているのか、現状を見ていきます。
福島県の森林の面積はおよそ9700平方キロメートルで、県全体の7割を占めています。全国では4番目の広さです。
原発事故の後、各地で除染が進められましたが、森林については限られた範囲でしか、進められませんでした。住宅などの近くにある森林で、縁(ふち)から20メートルの範囲がその目安となっています。これについて、環境省は「これ以上の範囲を除染しても、空間線量率の低下は極めて限定的」と説明しています。
一方で、いまも帰還困難区域となっている地域からは、除染を求める声が根強く残っています。浪江町は今年3月、農林水産省に対し、町内の8割が帰還困難区域で、そのうちの9割が森林であることについて触れ、「早急に国有林を含めた森林環境再生の道筋を示すこと」を求めています。
こうした中で、15日に森林整備の拠点が開所しました。広大な面積を占める森林の除染をどう進めていくのか、15年が過ぎてなお残る、大きな課題とも言えます。














