「数年かかると覚悟して…」商社に広がる危機感 価格高騰に“目詰まり”も?
ビジネスの現場では危機感が広がっていました。
東京・江東区にあるプラスチックの専門商社。倉庫を訪ねると…

新興プラスチックス 小玉裕 社長
「だいぶ久しぶりに上の方が見えているような状況なので、在庫が減ってしまっている」
石油由来のプラスチックを扱う商社。主にアクリル板などを販売し、自社で家具も製造しています。

たとえばこちらの椅子。原料のアクリルの仕入れ値が3割以上値上がりしただけでなく...
新興プラスチックス 小玉裕 社長
「こういった椅子を作るのにも接着剤も使いますし、何か足りないことで提供ができなくなるような危惧を持っている」

同じく石油由来の接着剤は、3月後半から入手困難になっているといいます。社内会議では、代替商品の確保が議題に。
新興プラスチックス 小玉裕 社長
「この接着剤樹脂の調達は可能?」
社員
「一応、生産依頼をかけたのですが、正直いろんなハナ薬(添加剤)も含めて、入りづらくなっていまして、生産が未確定、未定というような返事をいただいている」

新興プラスチックス 小玉裕 社長
「代替手段の材料をいろいろと模索しなくてはいけないので、きめ細かい情報収集と対策を チームを組んで、来週以降進めていこう」
政府は石油製品などについて「必要な量は確保されている」と説明。
ーー政府と現場で温度感の乖離は?

新興プラスチックス 小玉裕 社長
「実際、仕事をしている現場では値上げが続いている。(流通の)目詰まりというか、入らない原料関係も出てきているので、全体的に非常に厳しい状況」
こうした声を受け、政府も流通の目詰まり対策を強化する方針です。
今後の見通しについて社長は...

新興プラスチックス 小玉裕 社長
「破壊された石油コンビナートの問題もあるので、少なくとも1年以上、場合によっては数年かかると覚悟して、事業をやっていかないといけない」
周辺国の石油関連施設の被害などもあり、厳しい見通しを示しています。
中東の情勢はしばらく日本経済に影を落としそうです。














