特定失踪者・大澤孝司さんの兄・昭一さん(86)が署名活動を行い、「1人でも多くの日本人を救出してほしい」と訴えました。


彌彦神社前で署名活動を行ったのは北朝鮮に拉致された可能性を排除できない特定失踪者・大澤孝司さんの兄の昭一さんです。


孝司さんは1974年に佐渡市で行方不明になり2月で49年になります。昭一さんは現在86歳。「いつ倒れてもおかしくない」と話し今年の活動への決意を語りました。


【孝司さんの兄・大澤昭一さん(86)】
「1人でも多くの日本人をどうしたら救えるのかというのを十分に検討して行動に移してもらいたい」


また、特定失踪者中村三奈子さんの母・クニさん(79)も署名活動に参加しました。


【中村三奈子さんの母・クニさん(79)】
「(現在の三奈子を)想像することもだんだんできないような状況ですけど、やはりそれは忘れてはいけないことだと思いますので、少しでも三奈子のいなくなったときの情報を貰えれば」

集まった署名は11月の県民集会で政府関係者に提出される予定です。