月の重力に導かれ・・・

宇宙船は、月の重力圏に入り、月に引っ張られる力を利用して月の周りを回り地球に戻ります。
月の重力圏に人類が到達したのは54年ぶりです。
月の重力圏に入った際、乗組員は交信で
『地球から上昇しているのではなく月へと落下しています。これは素晴らしい重要な節目です。地球より月の方が明らかに大きく見えます』と話しています。
科学ジャーナリスト 寺門和夫氏:
軌道をうまく選んでいるので、月に引っ張られても衝突することなくぐるっと裏側を回って戻ってくる。月の重力がそのコースに従って宇宙船を導いてくれるわけですね。
まさにニュートンの万有引力の法則そのもので、物理学で回っているわけです。
だからエンジンを噴射しなくても自動的に行って帰ってくる軌道を今回は取ってるわけです。
恵俊彰:
正確な軌道に乗れるかどうかが勝負というわけですね。
科学ジャーナリスト 寺門和夫氏:
今回は月に行く軌道に入る時の正確な軌道投入がうまくいきました。
だからほとんど途中で軌道調整しなくても行って帰ってこられる。
恵俊彰:
軌道って目に見えないじゃないですか。どうやって選ぶんですか?
科学ジャーナリスト 寺門和夫氏:
レーダーなどを使って捕捉しています。
宇宙船が飛んでいる間、地球上のものすごく大きなコンピューターが、うまく飛んでいるかどうか常に軌道の計算をしています。
宇宙船が“宇宙ゴミ”にぶつかることはないのでしょうか?
科学ジャーナリスト 寺門和夫氏:
月の周りにはないですから、その心配はありません。
地球の周りは人工衛星の破片だとかロケットの破片だとかいわゆる“宇宙ゴミ”がたくさん回っていますが、月ではそういった活動がないので、まだ真空の状態で何もない状態ですね。














