東日本大震災の発生から15年にあたり、福島県を訪問していた天皇皇后両陛下と愛子さまが、全ての日程を終え、7日午後9時ごろ、帰京されました。
ご一家は4月6日~7日にかけて、福島県庁のほか、沿岸部の双葉町、富岡町、大熊町、浪江町を訪問。また、夜は当時原発事故の対応拠点となった「Jヴィレッジ」(広野町・楢葉町)に宿泊されました。
いまだ「帰還困難区域」が残る自治体などを巡り、地震当日に福島第一原発で働いていた被災者や語り部らと懇談したほか、犠牲者を悼んで花をたむけられました。また、地元の子どもたちとも交流されました。
福島第一原発のある双葉町・大熊町を皇室が訪ねるのは、震災後これが初めてです。
また、愛子さまが東日本大震災の被災地を訪問されるのは初めてで、今回、両陛下の強い希望で、愛子さまを伴う形になったということです。去年の「戦後80年」での慰霊訪問と同様、若い世代に記憶を繋ぐことを重視されているとみられます。
福島県の内堀知事は記者会見で、愛子さまについて「『この震災復興の経験というものを未来に伝えていくことが重要だ』という観点で話を聞いていただいた」とした上で、今回のご一家の訪問については「(被災者や移住者の方が)勇気・元気を得るきっかけになったのではないか」と話しました。
両陛下は、1日目の終了後に感想を公表。「現在もみなさんが地元の復興に力を尽くされていることに深い敬意を抱きました」「被害の大きさを肌で感じるとともに、様々な苦難を乗り越えてこられた福島の人々の思いを改めて深く心に刻み、災害の記憶や教訓を引き継いでいくことの大切さについて思いを新たにいたします」「福島の今後の着実な復興と人々の幸せを心から願っています」と伝えられました。
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