およそ半世紀ぶりとなる有人での月の周回飛行に向け打ち上げられた宇宙船は、きょう未明、56年ぶりに記録を更新し、人類史上、最も地球から遠い場所に到達しました。

半世紀ぶりとなる有人での月の周回飛行を目指す国際的な探査プロジェクト「アルテミス計画」の宇宙船は、きょう未明、地球から40万キロあまり離れた地点を通過しました。これでアポロ13号が1970年に達成した記録を56年ぶりに更新し、人類史上、地球から最も遠い地点に到達したことになります。

ジェレミー・ハンセン 宇宙飛行士
「今の世代と次の世代に対し、この記録が長く続かないよう、挑戦を呼びかけることが重要だ」

宇宙船は通信を一時中断して月に最も接近したあと、地球からおよそ40万7000キロ離れた地点を飛行し、さらに記録を伸ばしました。

宇宙船はおよそ6時間半にわたる月の観測を終え、日本時間11日の朝にも地球に帰還する予定です。