SPG-178とは

岡山大学学術研究院医歯薬学域システム生理学の成瀬恵治教授に聞きました。

──SPG-178はどのような物質なのでしょうか。

(成瀬恵治教授)
「SPG-178は以下のアミノ酸から構成されています。図では一文字表記になっていますが、詳しくは

アルギニン – ロイシン – アスパラギン酸 – ロイシン – アルギニン – ロイシン – アラニン – ロイシン – アルギニン – ロイシン – アスパラギン酸 – ロイシン – アルギニン
から成り立っています。

この配列は
・中性域水溶液で自己集合化してゲル化する
・透明である
・伸展性がある
等の条件を満たす配列をコンピューターシミュレーションにより予想し、実際にペプチド合成機で合成して実験しました。
その第178番目に合成されたものがSPG-178 です」

(成瀬恵治教授)
「2つ目の図は、このSPG-178を水溶液中に溶かすと自己集合化してβシート構造を作り、最終的には3次元メッシュ構造をつくります。瓶の中には透明なゲル状構造が認められます(斜めにしてもなかで固まっているのが確認できます)」