大麻の所持や使用などの事件で摘発された人が、去年1年間に全国で6832人に上り、過去最多となったことが、警察庁のまとめで分かりました。全体の7割以上を20代以下が占め、若年層へのまん延が深刻な状況です。
警察庁によりますと、去年1年間に全国で大麻の所持や使用などの事件で摘発された人数は、前の年よりも754人増えて6832人に上り、過去最多となりました。
年代別では、▼20代が3633人、▼20歳未満が1373人と、いずれも前の年より増えていて過去10年間で最多です。
若い世代の内訳では、▼大学生が243人、▼高校生が315人、▼中学生が28人となっています。
摘発された人全体の7割以上を20代以下が占めていて、若年層への大麻のまん延が深刻な状況です。
去年4月から6月にかけては、宮崎県では男子高校生ら5人が大麻を所持した疑いで逮捕されました。
警察庁が去年、麻薬取締法違反の疑いで摘発された人に対して行った調査では、大麻の入手先の売人などを知った方法について、「インターネット経由」が20代以下では4割以上を占め、そのうち9割以上がSNSを通じたものでした。
SNS上では大麻を指す隠語を使った取引が横行しています。
また、大麻の有害性に対する認識について、「全くない」「あまりない」と回答した割合は53.6%で、覚醒剤の3.5%と比べて極めて低くなっていて、大麻に対して間違った認識が広がっている実態が浮き彫りになっています。
大麻リキッドなどといった「大麻濃縮物」の去年1年間の押収量は、前の年から4倍以上のおよそ315キロで過去最多に上りました。
警察庁は、SNSの普及でこれまで以上に大麻などの入手が簡単になっていると警戒を強めています。
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