古民家の割合が、全国トップだという島根県。そんな茅葺きの古民家を観光コンテンツの一つとして、外国人旅行客が改修作業を体験する取り組みが、31日、松江市で公開されました。

松江市の宍道湖近く。明治元年に建てられたこの茅葺き古民家は、市内のまちづくりコンサルタント企業「エブリプラン」が、2年前から茅のふき替えなど改修作業をおこなっています。

古民家とは、一般的には、1950年以前に建てられた木造住宅。

訪日9回目というデンマーク人夫婦は、「日本の日常生活に根付いた伝統建築を見たい」と、観光の目的地として、この改修中の古民家を選んだということです

デンマーク人夫婦は、茅葺き職人から茅の束の揃え方や縄の縛り方など、具体的な作業を聞いたり、実際に体験もしました。

デンマーク人旅行客「自分は伝統的な工法に興味があってここに来ているが、伝統的な工法を守っていって次の世代につなげていって日常生活の中でそういったことをできる人を尊敬しているので、それに触れられて良かった」

エブリプランは、日本の文化を深く知りたいインバウンド客向けに、2024年から古民家の改修体験を観光商品化しています。

エブリプラン 守山基樹共創事業推進室長「茅葺きを代表とする島根に多く残っている古民家には、それ(伝統的なライフスタイル)がベースとしてあると思っていて、だから島根でしかできないし、そういう(観光)モデルは、古民家を通じて島根から発信していけると思っている」

エブリプランによると、島根県の住宅のうち古民家の割合は1割近くあり、全国トップ。また、空き家率は、全国平均を上回る17%で⾼い⽔準にあります。

島根に多く残る古民家の価値を再定義して、島根ならではの観光コンテンツとして活用につなげていきたいということです。