青森県三沢市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザは、ニワトリの処分が29日に完了する見込みとなりました。

12月27日午前 鶏舎での作業の様子


県によりますと、鳥インフルエンザが発生した三沢市の養鶏場では、飼育されているニワトリ137万羽のうち28日正午現在、約130万3000羽の処分が完了し、進ちょく率は27日より7ポイント上がって95%となりました。県は29日の昼から夕方の間に処分完了の発表を予定しています。

12月27日午後 埋却作業の様子


処分は、12月15日から県職員と災害派遣の自衛隊で進めていましたが、感染拡大の危機的状況が回避されたとして自衛隊は22日に撤収が要請され、翌23日以降は県内のすべての市町村や関係団体の職員が作業に加わっています。28日正午までに延べ約6200人が動員され、処分後に地中に埋める作業は進ちょく率86%となり、鶏舎の消毒も進んでいます。
鶏舎の消毒までが完了すれば、一連の防疫措置が完了となります。