関西電力のグループ会社が取引先の警備会社に水増し請求させ、現金などのキックバックを受け取っていた問題で、水増し額は約2億9000万円に上ることが分かりました。

関西電力の子会社「かんでんエンジニアリング」は去年6月、「社員と取引先の警備会社の社長が結託して、警備費用を実際の費用より水増しした金額で請求し、その金額を両社で分配している」という趣旨の内部通報を受け、外部の弁護士による調査を行っていました。

今月30日に取りまとめられた調査報告によりますと、2015年から2025年の10年にわたり、社員16人が警備会社2社に対して警備員の人数や労働時間を改ざんさせ、実際の費用より水増しした金額で請求書を作成させていました。

水増し請求された額は、約2億9000万円に上るということです。

また、関与した社員16人うち6人は、警備会社からキックバックとして計約1300万円の現金を受け取っていて、ほかの社員も割烹料理店での会食やゴルフコンペなどの接待を受けていました。

かんでんエンジニアリングは、積み増し請求とキックバックに関与した社員と警備会社について、今後、民事・刑事の両面で責任を追及することを検討していく方針です。