仙台市は2031年度の開館を目指し、音楽ホールと震災メモリアル拠点の複合施設の建設を計画しています。議会や市民団体から事業費の高騰に懸念の声が上がる中、“文化芸術”と“震災伝承”という2つの性格を併せ持つ施設は、新たな相乗効果を生み出せるのでしょうか。現状の期待と課題を取材しました。
「2000席規模の音楽ホール」東北にないのは“宮城だけ”
仙台市青葉区の県民会館で開催された演奏会。音楽隊が迫力ある音色をホールに響かせました。

観客:
「すばらしかった。迫力がすごかった」
会場の座席は、市内のホールでは最多の1590席。音楽イベントやコンクールが盛んで「楽都」とも呼ばれる仙台市ですが、実はこれまで、一般に大規模とされる2000席規模の音楽ホールはありませんでした。

政令市でこの規模のホールを持たないのは仙台だけで、東北でも宮城以外の5県には全てあります。市民や音楽関係者からは「施設の予約が取れない」「他県に先を越されている」など新たな音楽ホールの建設を求める意見が出ていました。
郡仙台市長:
「災害文化と文化芸術の融合で、本市にしか成し得ない世界に新しい価値を発信する施設として整備を進めていこうと」















