値上げの波が、生活のあらゆる場面に広がり始め交通インフラにも深刻な影響を及ぼし始めています。そして海外では、行動を規制する動きも出始めました。

原油高騰・・・路線バスにも影響 運賃値上げは「選択の自由がない」

全日本トラック協会 坂本克己最高顧問(27日)
「欲しいときに、値ごろ感で軽油が入ってけえへんって言ってるわけや!」

はちまきを巻いて、軽油不足を訴えたのはトラック‧タクシー‧バスの3団体。燃料の入手が困難になっているのです。

全日本トラック協会 寺岡洋一会⻑
「(販売元から)軽油の供給ができません。3割5割カットしたいという通達がなされました」

全国ハイヤー‧タクシー連合会 川鍋一朗会⻑
「今や多くの事業者がまさしく事業存廃の岐路に直面している」

影響は、各地の公営バスにもあらわれています。4月以降の燃料価格が見通せないので、入札不調となる事態が全国で相次いでいるのです。路線バスを運行する⺠間の会社はさらに切実です。

銀河鉄道株式会社 山本宏昭社⻑
「運転手さんたちの賃金が上がって、燃料代が上がって、だけど売値(運賃)が同じだと、どんどん利益が…」

様々な値上がりを嘆く声。

山本宏昭社⻑
「(Q.運賃の値上げは考えている?)運賃の値上げは、一切その価格の選択の自由がバス会社にはない」

東京‧東村山市のバス会社。多摩地区北部の路線バスと観光バスを運行しています。

燃料はガソリンスタンドで給油するため「入手できている」と言いますが、燃料代の高騰を運賃に転嫁できない路線バスならではの悩みが…

山本宏昭社⻑
「路線バス会社の運賃はバス会社が勝手に決めてるんじゃなくて、国が決める。申請してもうまくいって1年かかる。今、現実、毎週どんどん(燃料価格が)上がっているのに対し、解決策が取れない」

また、利益がでないからといって減便しようにも申請が必要で、対策を取るにも取れない状況です。