「(行政は)組織を守ることに終始していた」
2人目の証人は、土石流災害が発生した伊豆山地区の「赤井谷温泉組合」の理事長を務める原幸一さんです。
原さんが管理していたこの地区の温泉は、源泉から温泉館まですべて流されて消失してしまいました。
<原幸一さん>
「(発災の)2年前に、1千万円のコンプレッサーを(組合で)買ったところでした。温泉管を6月末に変えたばかりでしたが、3日後くらいに流されてしまいました」
土石流により、川の位置も変わってしまったため、もともとの源泉を掘ることも難しくなってしまったといいます。
温泉の復旧にかかるお金を計算したところ、1憶6400万円の見積もりとなりました。原さんは発災後の行政の姿勢について、憤りを露わにします。
<原幸一さん>
「(行政は)組織を守ることに終始されていて、我々被災者に寄り添った対応は感じませんでした。(裁判では)何が問題だったのか究明して、身を切るような姿勢を見れればと思ったが、残念ながら見られませんでした」














