北海道警察北見方面本部の田中昭彦本部長(59)が27日、着任会見を行い「犯罪や事故のない地域にし、安心して暮らせるよう職員一同全力で取り組む」と決意を語りました。

田中氏は帯広市出身の59歳。1985年に道警入りし、富良野警察署長や警備部外事課長、交通部長などを経て、23日付けで就任しました。

会見では、重点的に取り組む課題として交通死亡事故の抑止と、特殊詐欺・SNS型投資ロマンス詐欺対策の強化を挙げました。

交通死亡事故については、去年1年間の北見管内での死者数が17人となり、前年比9人の増加していることを受けて「交通死亡事故はかけがえのない命が突然奪われ、ご遺族の悲しみは想像を絶するものであり、一件でも多く減らさなければならない」と強調しました。

また去年、道内の被害額が過去最悪となった特殊詐欺については「極めて深刻。犯罪組織の弱体化や壊滅に向け取り組む」と述べました。

印象に残る職務経験として、2008年に開催された北海道洞爺湖サミットの警備を挙げ、全国の警察官約2万1千人で警備を実施したことについて「大変苦労した中でも多くの経験をした」と振り返りました。

また、1988年に北見市内で発生した資産家夫婦殺人事件に、初めて殺人事件の捜査本部員として携わったことにも触れ、「このような残酷な事件は二度と発生してはならないと強く感じた」と語りました。

道警北見方面本部・田中昭彦本部長(27日)

警察学校卒業後の最初の配属先が北見であったと述べ、「北見で妻と出会い、結婚式も挙げておりますので、北見はまさに第二の故郷と思っている」と語り、「管内は自然豊かな土地柄であり、人柄が非常に良い地域であると感じている」と話しました。