ロータリーエンジンの振動が振るわせた“楽しい”という感情

しかし2020年、転機が訪れます。偶然見ていたオンラインコミュニティで、RX-7と出会ったのです。車の持ち主と交渉し、現物も確認しないまま、購入を決めました。
車が届いたのは、夜中の11時半から12時頃。ナンバープレートも保険もまだなのに、ジェフさんは一晩中走り回ったといいます。
ジェフリー・ジョーンズさん
「とても美しい経験だった。一時間くらいただ周りを運転したんだ。妻は『早く帰ってきて』って言ったけど運転を止められなかった」
体を突き抜けるように響く、ロータリーエンジンの振動と、サウンド。走るうちに感じた「楽しい」という気持ちが、絶望の淵にあったジェフさんの心を動かし始めます。
ジェフさんは、マツダやRX-7に関する本や資料をいくつも読み、広島とマツダの歴史や人々について、熱心に学びました。そして、あるフレーズにたどり着きます。
「ネバーギブアップ(決してあきらめない)」。














