中国政府は、これまでゼロコロナ政策で義務付けてきた「入国時の隔離措置」を、1月8日から撤廃すると発表しました。厳しい義務を課したゼロコロナ政策から一転、規制緩和へ舵を切った理由などについて解説します。

■入国時の隔離措置を撤廃へ 春節控え訪日客急増?

井上貴博キャスター:
世界各国、新型コロナウイルスを気にしない生活に戻る中での日本と中国の現状です。まず、中国は入国時の隔離緩和をする方針です。

海外から中国本土に入る際、施設での隔離5日間、自宅での健康観察3日間設けていたんですが、2023年、1月8日から全ての隔離措置を撤廃することが発表されました。


中国の外務省、毛寧報道官は12月22日、「国境を越える人の往来を円滑にするため、感染状況に応じて手続きを最適化していく」としています。

続いては日本のデータです。観光庁の発表によると、2022年11月の外国人延べ宿泊者数は約400万人でした。


これはもちろん、コロナ禍(前月比)に比べますと+88.7%と大きく伸ばしていますけれども、2019年(コロナ前)の同じ月と比較すると‐55.8%と、まだ半分強にしか戻っていない。これが日本の現状です。

というのもコロナ前は中国人が大変多く日本を訪れていました。中国はゼロコロナ政策をとってきましたので、中国人に限って延べ宿泊者数を見ていくと、


2019年10月 約233万人
2022年10月 約10.2万人

‐95.6%となっていて、観光客が戻ってこないと、コロナ前に戻らないだろうと言われているわけです。


そこでホテルにも取材しました。話を伺ったのは、東京・豊島区にあるサクラホテル池袋。外国人宿泊客が約8割で、観光客が多く使うホテルの一つです。

12月の予約状況は、稼働率94%、外国人約1700人、そのうち中国人は45人。

外国人宿泊客の多くの方々が、マスクや検査キットを持参してくださっているということでした。


海外では、ほぼマスクをしない生活になっていますので、持ってきていないから「ここで買える?」なんていうホテルのスタッフとの会話もあるそうです。

サクラホテル池袋フロント担当者
「宿泊客はリピーターや親日家が多く、自主的に日本の感染対策にあわせてくれます」

今後、中国人観光客が増えていくということを考えると…

サクラホテル池袋フロント担当者
「中国からの観光客は急増するはず。感染状況を見ながら換気・消毒などの対策を強化していく」

としています。