町野町の文化財レスキュー

3/13、雪が降り積もる町野町の桶戸地区で、地元のみなさまと文化財レスキューのみなさまによる、キリコと御神輿の救出作業が行われました。

キリコが保管されている桶戸地区の仮宮は、能登半島地震による被害により、屋根下地や屋根材を支える垂木に大きな損傷があり、建て直しが計画されています。

桶戸地区のキリコは、今から30年以上前、大きさを競うようにキリコが造られていた時代に造られた奉燈キリコで、そのあまりの大きさから、二階建ての仮宮の上の方に木を渡して板がけした上に乗せるようにして保管されており、地域の大人たちが大勢集まって出し入れをする必要があることから、少なくとも15年は祭りに出したことがないとのお話でした。

仮宮の二階から運び出されるキリコの一部だけでも、その大きさが伝わってきます。

桶戸地区のキリコレスキューの様子 提供:町野町の有志の方

無事に運び出されたキリコは、以前にご紹介させていただいた町野町粟蔵のキリコ同様、丁寧にラベル付けがなされた上で、安全な場所で保管されています。

まだまだ先になりますが、神社と仮宮の再建がなされたのち、再び町野町に戻ってきたキリコが復興の象徴として久しぶりにその姿を見せてくださる日が来ることを、願っています。