脱炭素を海の環境保護につなげる「新たなサイクル」
足元の海では地球温暖化による異変が起きています。温暖化による「磯焼け」は、長崎の豊かな水産資源を脅かしています。壱岐市の特産品アカウニは、主食となる海藻カジメなどが消失したことで「幻のウニ」と呼ばれるほどに激減しました。

壱岐美食企画・永村義美社長「一番おいしいウニなんだけど、幻のウニと言っていいんじゃないかとおもいますよ」

壱岐市栽培漁業センターの山仲洋紀所長は危機感を募らせます。

山仲所長「海の中に海藻が1本も生えてないという状況はやっぱりショッキングですよね。海藻がない状態、夏場の海とか綺麗だって言うんですけども、もちろん綺麗なんですけども、全然海が豊かではない。豊かな海ということは、やっぱりあるべき海藻がある状態が豊かな海だろうと私は思ってます」
壱岐市ではこの危機を打開するため藻場の再生に取り組んでいます。この課題を解決する鍵が「Jブルーカーボンクレジット」です。

海草が吸収したCO2量を企業が購入し、その資金を藻場の保全に還元する仕組みで、壱岐市は2023年度に全国一となる約975トンのクレジットを取得。
壱岐市水産課の長尾康隆氏は、資金調達の面で“藻場再生”の範囲をさらに拡大できると期待を寄せています。

壱岐市水産課・長尾康隆課長補佐「活動のボトルネックとなっている資金面の調達がうまく回れば、さらに活動の範囲を大きくして、さらに藻場の早期回復に寄与できるんじゃないかと」














