新潟水俣病の患者認定を巡り、新潟市の中原 市長が24日、環境省の担当者に認定基準の見直しを求めました。これに対し環境省の担当者は「改めることは困難かもしれない」と答えたということです。
新潟市役所を訪れたのは、環境省 特殊疾病対策室の森桂 室長です。

中原 八一市長は、環境省の姿勢を質しました。
【新潟市 中原八一 市長】「新潟水俣病の問題を環境省はどう考えているのかということです。環境省は新潟水俣病の問題を真剣に考えているのか、私は軽く見ているのではないかと思わざるを得ないんですが、どうでしょうか」

中原市長が憤っているのは水俣病の認定基準です。

水俣病の認定申請を棄却された8人が起こした裁判で新潟地裁は12日、県と新潟市に患者と認めるよう命じる判決を言い渡していました。

水俣病を巡っては、行政の認定基準で患者と認められなかった人が裁判で患者と認められるケースが相次いでいて、

被害者団体などからは認定基準の見直しを求める声が相次いでいます。

【新潟市 中原八一 市長】「私についても市民の命と健康を守るべき市長という立場と、それから法定受託事務を執行する責任者という立場と、2つの立場があるわけであります。そうした状況の中で、板挟みになっているような状態だと感じております。これはやはり新潟水俣病の認定基準が曖昧な点があるから、行政の判断と司法の判断が食い違いが生じるんじゃないですかね」

【環境省 特殊疾病策室 森桂 室長】「環境省としては、この制度の公平性、妥当性といったものを確保していく立場であったり、安定的に運用していくという立場で…」
中原 市長は市独自の裁量を加えていいのか、と迫りました。
【新潟市 中原八一 市長】「新潟県が、新潟市がそれを若干でも変更した場合は、県とあるいは他県においても認定基準が変わってくることになるんじゃないですか」

【環境省 特殊疾病策室 森桂 室長】「その、変わるという影響といいますか、そこは考えた上で市の皆様のご具体的なところは…」
【新潟市 中原八一 市長】「市が考えるべき話?環境省の認定基準なのに、市が考えるべき話なんですか。違うでしょう」

面会は、この後非公開で20分続き、森 室長は認定基準の見直しについて「改めることは困難かもしれない」と述べた上で「改めて環境省から回答する」と答えたということです。

【新潟市 中原八一 市長】「100パーセント、私から望んでいるような内容のご答弁、説明は受けられなかったのかなと。全国統一の基準でやっていかなければならないというニュアンスの回答をいただきましたけれども、明確に市としてはできないんだという回答には至りませんでしたので」

中原 市長は控訴するかどうかについて、知事と相談して決めたいとしています。












