3年前、埼玉県飯能市で親子3人が殺害された事件で、殺人などの罪に問われている男が、無期懲役を命じたさいたま地裁の判決を不服として、東京高裁に控訴したことが分かりました。

斎藤淳被告(43)は2022年、近所に住むアメリカ国籍のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(69)と妻の森田泉さん(68)、長女のソフィアナ恵さん(32)の3人を殺害した罪などに問われています。

検察側は、死刑を求刑していましたが、さいたま地裁は今月16日、「凶器を準備するなど、計画を実行する能力を有している」と指摘したうえで、「被告の殺意は精神障害の影響を受けたと言わざるを得ない」「心神耗弱の状態にあった」として、斎藤被告に無期懲役を言い渡しています。

その後の関係者への取材で、斎藤被告がこの判決を不服として、きょう(23日)までに東京高裁に控訴したことがわかりました。

弁護側はこれまでの裁判で「斎藤さんは犯人ではありません」「仮に犯人だったとしても責任能力はありません」と無罪を主張していました。