架空の投資話を持ちかけ、長野市などの顧客から現金をだまし取ったとされる大手生命保険会社の元社員の男に懲役6年の判決が言い渡されました。

住所不定、無職の39歳の男は、大手保険会社に勤めていた2021年から2023年にかけて長野市内などの顧客に対し、うその投資話を持ちかけ、10人から7400万円余りをだまし取った罪などに問われていました。

長野地方裁判所で開かれた判決公判で、坂田正史裁判長は、「顧客からの信頼を逆手にとって常習的な犯行を繰り返していて厳しい非難に値する」と指摘しました。

その上で、「損害が補てんされる見通しは乏しい」などとして、検察側の懲役7年の求刑に対し、男に懲役6年の判決を言い渡しました。

閉廷後、男は傍聴席に向かって「申し訳ございませんでした。必ず被害者の方には弁済します」と声を震わせながら一礼しました。

弁護側は、本人と相談して控訴するか検討するとしています。