「誰でも、短時間で」作れるリアルな偽画像

では、実際にどの程度のクオリティの画像が作れるのか。番組では、記者が実際に生成AIを使って、フェイク画像を生成してみました。

高知市の「はりまや橋交差点」近くの電車通りの画像を用意して、生成AIに入力し、「気象災害が発生し、大雨で道路が冠水した」という指示を与えると⋯

元の画像(上)と、AIで生成した画像(下)

出来上がったAI画像には、市街地の道路が泥水で全面冠水し、多数の車が水没して瓦礫が水に流され、遠くでは炎と黒煙が上がっている様子が写し出されました。まるで実際の災害現場を捉えたかのような、極めてリアルな1枚でした。

こうした画像は、AIに指示をすることで、誰でも簡単に、そして短時間で、本物と見間違えてしまうようなクオリティの高い写真を作ることができてしまいます。

フェイク画像の検知などを行うベンチャー企業「AI総合研究所 NABLAS」の鈴木都生さんは、「AI技術がここまでのレベルになったのはここ2〜3年のことで、フェイクニュースは10年前と比べ100万倍増えているのでは」と話します。