子ども食堂を運営しているのは大人だけではない。全国各地で中学生から大学生までが、それぞれのアイデアで子ども食堂を担い、支えている。貧困を救う場から子どもの居場所づくりを目指す学生たちの思いとは。「シリーズSDGsの実践者たち」の第52回。
全国で50団体以上が運営する「学生子ども食堂」
「子どもの認知度がそんなにありません。公園で面白いことをしているので、この日によかったら来てくださいと声をかけています」
「SNSを開設していなかったので、開設することになりました。やっぱりInstagramがいいかなと思っていて」
グループに分かれて意見交換をしているのは、子ども食堂の運営などに関わっている学生たち。活動を通して感じている課題を出し合っていた。

これは埼玉県草加市の獨協大学で2025年11月に開催された「学生子ども食堂ネットワーク全国大会」のワークショップ。7回目を迎えた全国大会では、「学生子ども食堂の未来を考える」をテーマに、全国で子ども食堂の活動をしている中学生、高校生、大学生など13団体が会場とオンラインで交流した。
子ども食堂は、大人が運営しているイメージが一般的だろう。しかし、ネットワーク事務局の南波健太朗さんによれば、学生が運営する子ども食堂は年々増えているという。南波さんは、学生が運営するからこそのメリットを次のように説明した。
「学生子ども食堂は全国20以上の都道府県に広がっていて、おそらく50団体は超えています。求められている理由は、子どもと目線が近いところです。大人ではなく、かといって同級生でもない。縦でも横でもない、斜めのお兄さん、お姉さんみたいなつながりを作ることができるのが、大人が運営する子ども食堂にはないメリットだと考えています」














