富士宮市の養豚場で確認された家畜伝染病「豚熱」について、静岡県は3月16日、飼育されていた約2300頭のブタの殺処分が完了したと発表しました。

養豚場の消毒などを経て防疫措置を完了させる計画で、鈴木知事は「気を引き締めて取り組む」と述べました。

延べ1400人超を動員 2336頭の埋却作業まで終了

鈴木康友知事
「殺処分が終了し、埋却も全て終了したということで、残された作業として清掃あるいは消毒を行っているところ。全ての作業が終わるまで、しっかりと気を引き締めて取り組んでまいりたいと思いますし、感染の拡大防止に努めてまいりたい」

殺処分が完了したのは、豚熱が確認された富士宮市の養豚場の1569頭と、関連する市内の農場の767頭、計2336頭です。

県によりますと、防疫措置は豚熱が確認された11日夜から開始。14日夕方に殺処分を終了。

16日昼頃に地中に埋める「埋却」の作業を終えました。養豚場の清掃と消毒については、数日中の完了を見込んでいます。

これまでに県や農協、富士宮市から延べ1483人の防疫作業員が動員されていて、他の施設への感染拡大は確認されていません。

県は、国の疫学調査を基に感染経路を調べる方針です。

豚熱はブタやイノシシの伝染病で人には感染しません。県内の養豚場では1991年以来35年ぶりの発生で、2026年に入ってからは群馬県前橋市に次いで全国2例目です。