大規模な商業公演とは異なり、小劇場を主戦場とする劇団は、限られた空間と予算の中で作品を立ち上げる。舞台美術や小道具の制作から宣伝、運営に至るまで、劇団員自らが担うことも少なくない。観客との距離が近いからこそ生まれる緊張感と熱量、そして“ないものをあるものとして”立ち上げる想像力――そこに小劇場演劇ならではの醍醐味がある。
その小劇場演劇のリアルを体現しているのが、TBS系火曜ドラマ『未来のムスコ』で志田未来が演じる主人公が所属する劇団「アルバトロス」である。支えているのが、小劇場を拠点に活動する「劇団 南極」だ。
本作で劇中劇の監修を務めるこんにち博士さんは、まさにそうした現場の最前線に立つ一人である。劇団 南極で脚本・演出を担う彼に、創作の姿勢や劇団運営の実情、そして演劇という表現の本質について聞いた。














