日産自動車はアメリカのライドシェア大手「ウーバー・テクノロジーズ」と協業し、完全自動運転によるタクシーサービスの実現を目指すと発表しました。

日産自動車 イヴァン・エスピノーサ社長
「我々がそれぞれの強みを結集することで、単独では達成できない新しい可能性を開くことができると確信している」

日産とウーバーは協業して人が乗らない「完全自動運転」によるタクシーの配車サービスの展開を目指します。協業にはイギリスのAI開発企業「ウェイブ」も参加。車両は「日産リーフ」を使用し、「ウェイブ」が開発したAIが搭載される予定です。

ウェイブ アレックス・ケンダルCEO
「日本の複雑な道路環境でAIドライバーを強化することはグローバル展開に役立ちます」

今年後半に東京で人が乗った状態での試験運行の開始を目指すということです。

経営再建中の日産は昨年度に続き、今年度も6000億円以上の最終赤字を見込んでいますが、今回の協業を通じて業績の立て直しに繋げたい考えです。

ウーバー 自律型モビリティ・デリバリー部門 サーフラズ・マレディア グローバル責任者 
「日本は世界第2のタクシー市場ですが、配車アプリの普及率はまだ高いとは言えず、大きな成長の可能性があります」

一方、ウーバーは既に複数の企業と「自動運転タクシー」で協業を進めています。「2029年までに世界最大の自動運転サービスのプラットフォームになる」との目標を掲げていて、日産との協業で計画を加速させるということです。

自動運転タクシーをめぐってはアメリカのEV大手テスラも一部の地域でサービスを始めていて、市場の主導権争いが激しくなっています。