一方、県は池内委員長のある行動を問題視しています。繰り返し反原発団体の集会に出席していることです。

「検証に対する県民の信頼を失いかねないような発言は謹んで頂くよう再三お伝えしています。委員の肩書で委員会で議論、決定したことでない事項を発言することは慎んで頂きたいと考えております」

県の幹部は取材に次のように答えています。「知事は報告書に色がつくのを気にしている。それは推進であろうと、反対であろうと同じだ」

県は今月も委員長の自宅で話し合いの場を持ちましたが、意見は平行線で「共通認識を持つことはできなかった」そうです。池内委員長の任期は今年度末までです。

【花角知事】「今はとにかくご理解いただくように、部局も何度も接触しているはずです。引き受けていただいてこれまで進めていただいたのですから。ここに来てどうして止まってしまうのだということですよね」

総括委員会は開催されないまま年を越すことになりそうです。