国連の安全保障理事会は、アメリカとイスラエルによる攻撃を受け、中東各地への報復攻撃を行っているイランを非難する決議案を採択しました。

「議案は採択されました」

国連安保理は11日、報復攻撃を行うイランを非難する決議案をアメリカを含む13か国の賛成多数で採択しました。

この決議案は、イランの報復攻撃を国際法違反だと非難し、攻撃の即時停止を求めるもので、バーレーンが中東6か国を代表して提出し、日本を含むあわせて135か国が共同提案国となっています。

一方、ロシアと中国は、決議案はアメリカとイスラエルによるイランの攻撃に触れておらず、「紛争の根本原因を十分に反映していない」などとして棄権しました。

イラン イラバニ国連大使
「この決議は明らかに侵略行為の主な被害者である我が国に対する不当な仕打ちです」

決議案が採択されたことについて、イランの国連大使は「国連憲章に違反して侵略行為を行うアメリカとイスラエルをつけあがらせる」と厳しく批判。イランが標的にしているのは軍事施設のみだと強調したうえで、「イランの対応は合法的で必要かつ相応だ」と主張しました。

また、ロシアはすべての当事者に軍事活動を停止するよう求める別の決議案を提出していましたが、アメリカなど2か国が反対、9か国が棄権したため、採択されませんでした。