東日本大震災の発生から11日で15年です。
避難者が暮らす新潟県内でも犠牲者を悼む式典が開かれ、祈りが捧げられました。

地震が発生した午後2時46分。
三条市では震災による避難者らが黙とうを捧げました。

県内に避難している人は先月末時点で1714人。

このうち、三条市には21世帯48人が暮らしています。多くは福島第一原発の影響で福島県 南相馬市から来ました。

避難者の代表として花を捧げた田仲庄一さんは今も複雑な心境です。
【田仲庄一さん(67)】「15年も経ってしまったということもありますし、まだ地元に戻るかどうかっていう不安な気持ちもあるし、こちらに残るのかなっていう気持ちもあるし。まだ今、迷ってる状態ですね」

三条市による3.11の黙とうと献花は今年で終了します。参加者の減少や市が避難者に行った出席意向アンケートの結果を受け、この15年で区切りを付けることにしたということです。

【佐藤聖幸さん(37)】「15年という間をずっと献花台を設けてくださり、こういう場を設けてくださったので、本当にありがたい気持ちでいっぱいですし、こういったことがあったっていうことは、伝えられる人には伝えていこうとは個人的には思っております」

三条市は、式典は終わっても、避難者の支援はこれまで通り続けていくとしています。

一方、東京電力 柏崎刈羽原発でも地震発生時刻に合わせて黙とうが捧げられました。

福島第一原発と中継が結ばれ、小早川智明 社長は改めて、東電の原点は福島第一原発事故の反省と教訓にあると所員らに訓示しました。

【東京電力 小早川智明 社長】「福島への責任の全う。廃炉の完遂には本当に長い時間がかかります。こうした記憶が語り継がれるからこそ、廃炉をやり遂げる覚悟を持ち続けることができるのだと思います」

今年1月、14年ぶりに再稼働した柏崎刈羽原発6号機。その出力は福島第一原発の1号機と3号機を合わせた出力を上回ります。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】「我々は非常に大きなエネルギーを発生させているプラントを今運転しているというところが非常に重要ですので、あのような事故を絶対に起こさないという固い決意を改めて、いま所員とともに持たなければと」

一方、柏崎市の交差点では再稼働に反対する人たちがプラカードを掲げ、抗議しました。

【参加した人は】「もし、事故があれば、(福島が)次の自分たちの姿ですよ。そういうのをどういうふうに思っているのか疑問」

【参加した人は】「世界情勢考えると、石油がどうこうと言って、それが追い風になって原発再稼働なんて言ったらとても困ります」

抗議の声も上がる中、東電は来週18日にも柏崎刈羽原発6号機の営業運転を再開する方針です。