「体と心が成長してから」「安心して信じられる人と」

前の授業で、精子と卵子について学び、受精卵の大きさを1人ずつ確認した子どもたち。どうやって一緒になるか、まずは予想してみます。

養護教諭 :忠地奈美子「ヒントを持ってきたんだけど、卵子も精子もとても小さい。精子は動けるけど卵子は動けない。精子も卵子も空気に触れると死んでしまいます」

生き物を育てるのが大好きなこのクラスに合わせ、魚や鳥、馬のイラストでそれぞれの受精の仕方を説明します。

養護教諭 忠地奈美子さん:「人間も哺乳類なので同じです」

イラストを使って、人間の受精の仕組みを伝えます。

養護教諭 忠地奈美子さん:「3億分の1つが卵子に入らなければ、みんなにはならなかったんだよ」

忠地さんは、子どもたちとの「約束ごと」として「体と心が成長してから」「安心して信じられる人と」と伝えることを続けています。

養護教諭 忠地奈美子さん:「ネットだと、間違った情報も沢山あるので、何が正しくて、何が間違っているか、分からない。それを学校で、どの子も同じ正しい知識を伝えることが大きなところかなと思います」

学校や保護者の理解を得つつ、教科書にない授業を行う性教育はハードルが高く、学校間にも差があるのが実状です。

子どものころからインターネットやSNSに触れる今の時代、正しい性の知識を学ぶ仕組みづくりが求められています。

文部科学省の「学習指導要領」は現在、10年に1度の改定に向けた審議が行われていて、性教育の「歯止め規定」に関して、教育関係者などから「撤廃」を求める要望が上がっています。