震災の記憶が少しずつ薄れゆく中、被災地との絆を忘れない一人の男性がいます。俳優でアーティストの今井翼さんです。2月、今井さんは久しぶりに石巻を訪れました。

今井翼さん:
「すごく見晴らしが良くて。今はね、こうやって綺麗に感じますけど。当時は、ね、震災が起きた時っていうのは、皆さんここに駆け上がって来たっていうところですよね」

宮城県・石巻を一望する日和山。街の風景を静かに見つめる今井翼さん。

今井翼さん:
「そうですね、10年ちょっとぶりですかね。震災直後に来て、そっから何年間か来ていたんですけど、こうやって月日が流れて橋ができたり道路も綺麗に整備されたりして。もう、こんなにも時間が経ったんだなあっていう風に率直に思いますね」

今井さんにとって石巻は、心の奥にずっと残る忘れられない場所です。

震災の発生から半年後の2011年9月、今井さんは「タッキー&翼」として石巻で復興支援ライブを開催。
それから5年にわたりほぼ毎年、この地でライブイベントを続けました。

今井翼さん:
「もうすっかり綺麗になってますね」

今井さんが、かつて激励ライブを行った石巻駅前。

今井翼さん:
「一番最初に訪れた場所が駅前広場だったんですけど、駅前広場ってどの辺りにあるんですか?狭いスペースでやっていた記憶があるんですよね。それこそストリートミュージシャンじゃないですけど」

記憶の断片をたどる今井さん。すると…