いつも通り朝 康志さんを見送りそれが最後の生きている姿だったこと…、案内された救急治療室でストレッチャーに寝かされていた康志さんは全身傷だらけガラスまみれだったこと…、自宅の冷蔵庫にはクリスマスに食べるはずだったケーキが残っていたこと…。 「事件」は、松本さんと、当時18歳と17歳だった子どもの普通の日常を奪い去りました。

この日は広島修道大学に招かれ、学生たちに向けて講演です…。

松本里奈さん(大学の講演で)
「この時期、今ぐらいになると、イルミネーションとか出てくると、私たちはそれをできるだけ避けるように生活します。見てしまうと、つらくなってしまう…」


「私がこの思い、苦しみから解放されるときというのは、自分が死んだときなんだなと。この思いっていうのは一生抱えて生きていかなければならないんだなと諦めたとき、覚悟したときから、少しずつ気持ちが強くなってきたと思います」


講義を聴いた学生は…。

女子大学生
「当事者になったことがないので、どこか他人事に感じてしまう部分もあったけど、自分に起こるかもしれない、もしものことのために知っていくっていうのが一番大事だなと今回の講義で知ることができました。ありがとうございました」



そしてきょう(25日)、事故のあと迎えた、10回目のクリスマスです…。