相次ぐ山林火災を受け、全国で対策が強化される中、東京でも来月から、「林野火災注意報」の運用が始まります。「水の壁」で延焼を防ぐ新たな機材も導入されます。
「足元気を付けて」
機材を背負い、急な斜面をのぼる消防隊員。ホースをはわせるのも木の間を縫う必要があり、一苦労です。
先月、東京消防庁は大規模な山林火災を想定した訓練を行いました。
これは“水の壁”によって延焼を防ぐ「水幕防御システム」。高さ13メートルまで水を噴水のように出すことができる新たなシステムで、来年度から本格的に運用されます。
去年、岩手県や岡山県、愛媛県では大規模な山林火災が相次ぎました。
今年は30年に一度の少雨で関東でも山林火災が頻発し、消火に長い時間を要するケースが相次ぎました。
専門家は火災が広がりやすくなった理由の一つに、山林の管理不足をあげます。
拓殖大学 政経学部社会安全学科 川田進 教授
「林業が大分衰退気味になっている。そうすると林の中で枯れ葉や枯れ枝など燃えやすいものが厚く堆積する」
映像を確認すると、確かに下草などが激しく燃えているのが分かります。
山林火災への対応力強化は待ったなしです。全国で対策が進む中、東京でも来月から「林野火災警報」が出る手前から注意を呼びかける「注意報」の運用が始まります。
前日までの3日間の合計降水量が1ミリ以下などの条件で出されるもので、たき火など屋外での火の使用に注意を呼びかけます。
春になり、キャンプの機会も増えますが。
拓殖大学 政経学部社会安全学科 川田進 教授
「消火用水(飲料水など)をしっかり準備してもらう。そして火を使っているときには目を離さない。消火準備をしっかりしてもらうことが重要」
消防は火の扱いに注意を呼びかけています。
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