青森県のブランド地鶏「青森シャモロック」の生産に大きな打撃となるかもしれません。県内の半分を生産していた五戸町の「グローバルフィールド」が破産申請の準備に入りました。

青森シャモロックは、1990年に県が開発した品種で、肉質の良さもさることながら、濃厚な出汁がでるため高く評価されています。

昨年度の県全体の生産量は2万6000羽余りとなっていました。その半分ほどを担ってきたのが、五戸町の「グローバルフィールド」ですが、3月3日までに事業を停止、破産申請の準備に入りました。

東京商工リサーチによりますと、グローバルフィールドは他の会社が手がけていたシャモロックの事業を受け継いで2016年に設立しました。

ピーク時には1億4000万円の売り上げがありましたが、コロナ禍や病気が蔓延して生産量が減ったことなどで業績が落ち込んでいました。

出荷先の一つだった産直施設「ふれあい市ごのへ」では、グローバルフィールドの商品を30品ほど扱っていましたが、現在は10品が売り切れています。

事業停止を聞いた人が駆け込みで購入に訪れたためで、なかにはソバの出汁をとるために大量に買って行った人もいたということです。

ふれあい市ごのへ 三浦千秋 店長
「聞いてびっくりだったのですが、五戸の三大肉と言われる鶏肉がなくなり、ここの売り上げにもだいぶ影響が出るのかなと心配しております。本当に売り上げを考えていかなければいけないのかなと思っております」

五戸町では、ふるさと納税の返礼品としても人気を集めていました。

昨年度の寄付は1000万円近くにのぼりましたが、町は現在、寄付の受け付けを停止しました。

本県を代表する地鶏「シャモロック」。
生産農場の事業停止に関係者は危機感を募らせています。