我々の目に見えないところでも詩は働き続けているかもしれない
──「降りつむ」には、平和を願う祈りを感じます。分断や格差が広がっている時代に、この詩がどこまで遠くに届いていくだろうと期待しています。
(若松英輔さん)
「詩は手紙だというのは、本当に例えじゃなくて、受け取った人間がどの深さでそれを受け止めてくれるかによって、詩の運命ってのはまた変わってくるわけでしょう。
だから、我々はその詩が、今どう働くのかってことも、もちろん我々は期待したいし、信じてもいたいんですけども、我々の目に見えないところでも詩は働き続けているかもしれなくて」

「だから、詩の頼りなさみたいなものを我々が感じがちな現代の中で、詩の力っていうものはやっぱり我々心のどこかで信じていいと思うし。
詩ってのは言葉じゃなくて沈黙によって語ろうとすることでもあるので、人はね、言葉と言葉ではつながることが難しいときにも沈黙によってつながることはできるんだと思うんですよ。
詩は、それを促す可能性があるので。特に永瀬さんの生んだ言葉も、僕は大事だと思うんですけど。
永瀬清子が生んだ沈黙ということも、我々は少し注目していいし、詩を味わうってことはそういうことじゃないかと思うので。そんな可能性も僕は大事にしたいなと思います」














