集中豪雨による被害を防ぐ技術開発の一環で、1月に行われた雨雲をコントロールする実験の成果が明らかになりました。


この実験は、人工降雨・降雪技術で、集中豪雨をもたらす可能性のある雲の発達を抑制する方法を確立しようと、ことし1月、入善町で4日間にわたり行われたものです。

2日は、千葉大学、富山大学、県立大学が共同で行う雨雲の制御に向けた予備実験の結果が報告されました。

実験では、洋上の雨雲に飛行機からドライアイスを散布。人工的に雨雲を発達させて日本列島へ上陸前に雨を降らせる「シーディング」という技術を用いました。

2日の報告会では、ドライアイスが気化したとみられる雲が確認され、予備実験が成功したことが報告されました。

富山大学 濱田篤准教授
「ざらざらしているというか、粒々しているんですね。粗い形の雲をしているんですね。明らかに雲の態様(様子)が、形態的な特徴が違う。ドライアイスをシーディングした結果によるものではないか」

一方で、実験中に空と陸で連携する上でこんな課題も浮上しました。

富山大学 濱田篤准教授
「観測した雲画像が(地上の)われわれの手元に届いて、(雲を判定する)システムの画像ができるまで5分から10分くらいかかるんですね」「5分前の情報なので古いんですよね。リアルタイム性が要求されるんだなと改めて痛感した」
研究チームは、2050年の実用化を目指して、本格的な実験に向けた計画を進めています。















