日本3名園の一つ、岡山市北区の後楽園では新年に向けて木の剪定が行われます。これまで剪定した枝葉は処分されていましたが、後楽園と深い縁がある池田動物園に贈られました。

首の長~い動物による、SDGsにつながる取り組みです。岡山後楽園で剪定したクロガネモチの枝葉を有効活用しようと初めて行われた企画です。

軽トラックの荷台いっぱいに枝葉を乗せ、向かった先は、、、


(谷口笑子キャスター)
「池田動物園のキリン・サンタロウのもとにやってきました。サンタロウ、おいしそうに食べています。後楽園からのプレゼントです」

池田動物園を開設した池田家の先祖は岡山後楽園を築かせた池田綱政です。池田動物園としては1日に約13kg食べるというサンタロウのエサ代の削減に、また後楽園にとってもこれまで処分していた枝葉の活用にと、どちらにとっても嬉しい取り組みです。
「力強い」

(池田動物園 飼育員 清水拓矢さん)
「冬は食欲も上がりますので、量を確保するのが難しい。たくさんあげられてよかったと思います」


(岡山県後楽園事務所 石井謙次所長)
「キリンさんが直接食べに来てくれたらいいんですけど、そういうわけに行きませんので、こういう春の準備もできましたので、みなさんにもたくさん来ていただきたいなと思っています」

後楽園と池田動物園。池田家の長~いつながりが生んだ首の長~いSDGsの取り組みです。せん定した枝葉は約10日間かけてサンタロウに与えられるということです。