父親を元気にするため…「200年前から続いた家伝の養生食がベース」

こちらは、創業店を取材した2001年の貴重な映像だ。

創業者の辰尻宗男さんが、1971年に、病に伏した父親を元気にするため、頼ったのが30種類のスパイスと15種類の漢方だった。

・アジャンタ インドカリ店創業者故辰尻宗男さん(2001年取材)
「200年前から続いた家伝の養生食がベース」

当時は具のない「薬膳カリィ」というスープだったが、1975年頃に転機を迎えた。

・アジャンタ インドカリ店 千葉健太郎さん
「当時は鶏を全部捨てていた。常連客が『捨てるなら食べたい』と言って、今の形になった」

ダシ殻だった骨付き肉や野菜が主役に躍り出る。これがスープカレーの「原型」になったという。

・アジャンタ インドカリ店創業者故辰尻宗男さん(2001年取材)
「きっとカレーも、こうやって進化していくんだろうな」

だが、私たちが今、目にしているスープカレーとどこか違う…そう、皿に盛り付けられたゴロゴロの野菜は、揚げられていないのだ。