2024年に北海道小樽市で起きた飲酒運転による死亡事故の裁判が、10日、始まり、危険運転致死の罪に問われている男が起訴内容を認めました。

事故があった現場(北海道小樽市・2024年9月)【この記事を画像で見る】

起訴状によりますと、北海道七飯町に住む無職・大沢亮汰被告(34)は2024年9月、酒の影響で運転が困難な状態で北海道小樽市内の国道を走行し、対向車線にはみ出して、当時24歳の大学院生の田中友規さんが運転する車と正面衝突し、死亡させた危険運転致死の罪に問われています。

大沢亮汰被告の裁判の法廷(札幌地裁小樽支部・10日)【この記事を画像で見る】

10日に札幌地裁小樽支部で開かれた初公判の冒頭陳述で、検察側は、大沢被告が事故の前夜から当日の朝まで、280ミリリットルのビールなど20杯ほどの酒を飲んで
車を運転し、うたた寝をして事故を起こしたと指摘。

被告人質問では、大沢被告は、事故を起こした瞬間は「覚えていない」としながらも、事故の直接原因は居眠りかとの問いに「そう思います」、眠った理由について問われると「直前まで飲んでいた酒のせいだと思う」と述べました。

警察の捜査に立ち会う大沢被告(北海道小樽市・2024年9月)【この記事を画像で見る】

最後に大沢被告は「私は酒を大量に飲み、無責任な飲酒運転をして被害者を死亡させてしまいました。被害者と遺族に対して申し訳ないことをしました」と述べたあと、傍聴席の遺族に向かって、大きな声で「本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げました。

送検される大沢被告(小樽警察署・2024年9月)【この記事を画像で見る】

田中さんの父親は下を向いたまま目を合わせず、母親は大沢被告をじっと見つめていました。

田中さんの両親は、初公判後、コメントを発表しました。