婚活アプリで女性を装って知り合った52歳の男性に対し、「運営資金を提供してほしい」とうそのメッセージを送り、現金およそ800万円をだまし取ったなどとして、ベトナム国籍の25歳の男が警視庁に逮捕されました。

詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは、フィン・グエン・トアン・タイン容疑者(25)です。

フィン容疑者は、何者かと共謀し、去年12月から今年1月中旬、婚活アプリで女性を装い「インターネットショッピングサイトの運営資金を提供してほしい」と、宮城県に住む男性(52)にうそのメッセージを送り、現金およそ800万円をだまし取るなどした疑いが持たれています。

警視庁によりますと、フィン容疑者は架空請求詐欺やSNS型投資詐欺などでマネーロンダリングされた被害金を引き出す口座を管理していたとみられるということです。

フィン容疑者の自宅からは、犯行に使われたとみられるスマートフォンや200枚以上の他人名義のキャッシュカードが見つかったということです。

15都府県の28人が、フィン容疑者が関与する特殊詐欺グループの被害にあったとみられ、被害額はあわせて2億4000万円に上るとみられています。

銀行から警視庁に対し、「口座が特殊詐欺などに悪用されている」という情報提供があったことなどから事件が発覚しました。

警視庁は、認否を明らかにしていません。

フィン容疑者が現金を引き出す際、何者かにLINEでメッセージを送るなどしていたということで、警視庁は他に犯行に加担した人物がいるとみて、調べを進めています。