無免許でがん治療を行った罪などに問われた男の裁判。検察が指摘した医師を名乗り始めた理由とは…。

 起訴状などによりますと、元会社役員・原田伸一被告(66)はおととし9月から去年4月にかけて、大阪市北区のがん治療専門のクリニックで医師免許を持たずに169人の患者に対し、問診や薬を処方するなどの医療行為を行った罪や、がんワクチンに関する架空の投資話を持ちかけ、知人から約3000万円をだましとった罪などに問われています。

 2月24日の初公判で原田被告は、無免許で医療行為を行った罪については起訴内容を認めましたが、詐欺罪については「ほとんど違います」と否認し、「リスクの説明もしていた」などと述べました。

 検察側は冒頭陳述で「30年ほど前から女性と良い条件で交際するため京都大学医学部卒の医師を名乗り始めた」と指摘しました。また、「がんワクチンの製造は不可能だが出資を求めた」などと指摘しました。