長野県小谷村のスキー場で1月に起きたリフト事故で、死亡した女性は地上8メートルほどの高さで、およそ15分間にわたり宙づり状態になったことが分かりました。

事故は1月30日、小谷村のスキー場で、リフトに乗っていたオーストラリア国籍の22歳の女性が、終点でリフトを降りられず、宙づり状態になって死亡したものです。

背負っていたバックパックの腰ベルトの留め具が座席の隙間にはさまり、降りられなかったとみられています。

リフトの降り場には、人の体などが触れると緊急停止する安全装置が設置されていましたが、当時、女性の体は装置の外側を通過したため作動しなかったと推測されています。

北陸信越運輸局によりますと、リフトはそのまま折り返して「下り」に入り、女性は、足場がなくなった後、宙づりとなっておよそ17メートル先の地点まで運ばれました。
そしてリフトまでの高さが8メートルほどの場所で、救助されるまで、およそ15分間、宙づりになっていたということです。
女性の死因は、窒息を原因とする低酸素脳症でした。

当時、降り場の監視室には係員1人がいて、運行会社は取材に対し「係員は女性が正常に降りたと判断し、腰ベルトの留め具がはさまっていることには気づかなかった」とし「次の乗客の安全に目を向けたのは妥当な判断だった」と回答しました。
警察は、業務上過失致死の容疑も視野に事故の原因を慎重に調べています。














