■ミラノ・コルティナオリンピック™(日本時間21日、リビービョ・スノーパーク)

フリースタイルスキー・男子スキークロスのタイムトライアルが行われ、五輪2大会連続出場となる須貝龍(34・チームクレブ)は1分08秒13で31人中19位。このあとの決勝トーナメント1回戦に挑む。

今大会、日本勢は3選手出場し、2度目出場の古野慧(26、U-NEXT HD)は1分07秒12の好タイムで2位。五輪初出場の小林竜登(30、森川建設)は1分10秒15で31位だった。

須貝は前回の北京大会(22年)では、ゴール直前での接戦の末、写真判定で“第1関節ほどの差”に泣き、まさかの1回戦敗退。

北京のリベンジに向け、25年世界選手権では3位で、この種目日本初のメダル獲得を成し遂げた。しかし、今シーズン、12月にイタリアで行われたW杯のレース中に転倒。「左足股関節脱臼」と「大腿骨頭骨折」、全治6か月の大ケガを負ってしまった。大会出場を目指してリハビリに取り組み、負傷後2か月で2度目の大舞台に挑んだ。

出場31選手の決勝トーナメントの組み合わせを決めるタイムトライアル(予選落ちなし)では、須貝はトップバッターで登場。痛みを抱える中、起伏のあるウェーブ、バンク(傾斜のあるカーブ)を滑り、無事にゴールした後は、右手でガッツポーズ。笑顔を見せ、声援に応えた。

スキークロスは、ジャンプ台やウェーブ、バンクなどが設置されたコースを、複数人で同時に滑って順位を競う。スタートダッシュ、各セクションでの着地の処理、他選手との駆け引きのテクニック、転倒によって一瞬で順位が入れ替わるなど、スリリングな展開が見どころとなる。2010年のバンクーバー五輪から正式競技となって以降、特にヨーロッパで高い人気を誇っている。日本勢では男女を通じて、同種目でのメダルはなし。決勝トーナメントはこのあと20時からスタートする。4人ずつ8組に分かれ、各組の先着2名が準々決勝に進む。

上位の古野は下位の選手との組で滑走するため有利に。前回北京五輪ではまさかのスタートして3秒後に転倒のアクシデント。須貝同様、北京のリベンジへ、勝負の決勝トーナメントに挑む。