■停電復旧も「また夜から雪が・・・」
政府は、22日夜、緊急の関係閣僚会議を開催。23日から週末にかけて予想されている大雪への対策を協議しました。
岸田総理
「大雪が予想されている地域の皆様におかれては、最新の気象情報にご留意いただき、不要不急の外出を控える。除雪作業中の事故や屋根からの落雪に注意をするなど、十分に警戒し身の安全を確保する行動をとっていただくようお願いをいたします」
記録的な大雪に見舞われた新潟県。柏崎市の西長鳥地区では停電が4日間続いています。湯たんぽで寒さをしのぐ生活に住民は・・・
住民
「もう祈るだけ。降らないでと祈るだけ。とにかく天に祈るだけだね」
石川県輪島市では倒木により孤立し、約3日間続いていた停電がようやく解消しました。
住民
「電気がつきました。おかげさまで。今一生懸命に洗濯と、ご飯を炊いてます。洗濯もいっぱいあったもんで」
ただ、再び大雪による被害を懸念しています。
住民
「22日の夜から(雪が降ると)言うてるね。また大変になるし(停電の時と)似たような生活じゃろ」
■除雪機による事故に注意 10年間に25件の死亡事故
こうしたなか、使用頻度が増える除雪機による事故に注意するよう呼びかけられました。

雪かき中に足を滑らせ転倒し、近くに置いてあった除雪機に巻き込まれる映像。NITE=製品評価技術基盤機構によりますと、除雪機に関する事故は2012年度からの10年間に36件で、そのうち25件が死亡事故だということです。
NITEは基本的な使い方を守るよう、注意を呼びかけています。
日本列島を襲う“クリスマス寒波”。広範囲で大雪による交通障害、暴風雪などに警戒が必要です。